日ハムvs巨人戦あれこれ-もちろん、ダルビッシュくんと-時間の奴隷、2号です。というか、時間貧乏。
ブログやってる人たちって、その日のことはその日のうちにちゃんと書いてて、本当に偉いなぁと思います。私も、毎日、書く気満々なのに、寝る気も満々なので、寝る時間を削ってまでも…とはなりません。
というわけで、過日の対巨人2連戦。を、今ごろ。
私の記憶が確かなら、去年の交流戦では、いつもの予告先発じゃないから新聞がいろいろ予想したりしてて、相手チームもそれに合わせてオーダー組んで、日ハムはわざと(?)予想と違う先発にしたということがありました。
確かその時、予想を裏切って先発したのがダルビッシュくん。本人、練習の時、相手チームの様子を、「ダマされてるな」とおもしろく見ていた、と語っていました。
しかし、敵チームよりも困るのは私たち。
私と友だちは、ダルビッシュくんは見に行く、ので、先発がわからないと、その日ドームに行くのか行かないのかが決まらない。去年のその時も、先に仕事を終わっていた友だちがドームに電話して、「17:45にならないと発表もされないし教えられない」と言われ、1分早いだけでも教えてもらえず、本当にヤキモキしました。結局、予想に反してダルビッシュくんとなったため、フッ飛んでドームに駆けつけました。
交流戦は、楽しくて大好きだけど、そこだけはちょっと不便(?)です。
今年も、疲労からローテ飛ばしてたダルビッシュくんがいったいいつ登板するのか。新聞では2戦目となっていたけど去年のこともあるし…今年は友だちが行けないために、自分で確かめなくてはならないし…。
しかも、当日券を当てにしていたら、初戦は完売で当日売りなし!ときて、途方に暮れました。だから、予想どおりの2戦目の登板で本当に助かりました。
ダルビッシュくん、初回にいきなり2失点で、そこに
「妹ののぶのぶ」と「巨人の小笠原」さんが絡んでたので、アチャチャな気分になっていたところ、その裏にすぐ逆転してくれて、本当によかった。(そして、
姉妹対決は引き分けだったと思います)。
ちなみに、いろいろ取りざたされていた、「「巨人の小笠原」さんに対するブーイング」については、私が1塁側にいたせいか、2戦目はほとんど聞こえませんでした。3塁側を見てみても、明らかにわかるジェスチャーをとってる人も、ほとんど見えなかったです。ただし、ストライク、ファール、アウトに対しての歓声と拍手の大きさは、ほかの選手の100倍でした。私も、かなり力を入れて拍手してました。
ダルビッシュくん、1回休みからの復活で、不安を抱えながらも大活躍だったのだから、お立ち台は幸雄さんと一緒に上がらせたかったなぁ。みんな、心配して復帰を待ってたのだし(1回だって、エースに休まれると心細い)。期待された「巨人の小笠原」さんとの対決についても、訊いてみたかったなー。逆に、あえてはずされたのかなー。
確かに、幸雄さんが2000本以来の札ド初登場のカードで、しかも勝ち越しのホームラン打ったから当然なんだけど、新旧(?)&投打のヒーローってことで、2人立たせるくらいのサービスほしかったです。セの首位チームに連勝したんだし。(やっと5割!)
・・・
さて、ここから、「巨人の小笠原」さん(元ガッツくん)のこと。
対巨人戦については、ずいぶん前から、ファンが、自分たちはどういう態度を取るか、みたいな話で盛り上がっていて、応援、ブーイング、あえてムシ、他の選手と同じ一相手選手として淡々と見る、と、主張はさまざまでした。
私は、元ガッツくんは、いつも一緒に見に行く友だちが大ファンだったし、やっぱりキャラ、能力ともに魅力があったし、生え抜きだし、なくてはならない人だったので、ダルビッシュくんに対するのとはちょっと違うけど、特別に大好きな選手でした。全面的に(?)頼ってもいたし。好き度は、強いて比べるなら、ダルビッシュくんほどではないけど、SHINJOくんとは同じくらいで、同じく人気がある稲葉さんや森本ひちょりんよりも上って感じ。
今回、「巨人の小笠原」というふうに「」をつけているのも、メチャメチャ意識してるからです。これは、未練タラタラ状態を、あえて表明してるわけです。
あまりにもアンチGなため、「チームは別にしても、大好きだった元ガッツくんのことは一選手として応援すればいいじゃない?」といくら言われても、それは絶対にできません。絶対に。
そう思うと、よけいにつらくなります。これが、ベイスターズへ行ったのだったら、残ってほしかったのに移籍してしまったという失恋に傷ついた乙女のような気分の私でも、喜んで応援するし、その他のセのチームでもそこそこ応援できたのに。パのほかのチームだったとしても、応援しないまでも、ここまでツラい思いはせずに済んだのに。(もちろん、残ってくれたら一番うれしかった)。
というわけで、22日の初戦、「巨人の小笠原」さんの打席は、気づくとTVの前にへばりついて、食い入るように見てました。そして、スタンドのブーイングの様子と「巨人の小笠原」さんの表情が交互に映し出されるのを見ながら、思わずグスグスと泣きました。(えぇえぇ、すみませんね、私は未練タラタラです!)
あんなに愛されていた選手だったのに。
あんなに愛されていた選手とファンの関係が、こんなにこじれちゃったんだ。
あんなに愛されていたから、こうなったの?
ガッツのバカバカバカバカ…。
マジで、120%失恋乙女状態でしたね。
また、「巨人の小笠原」さんの特徴でもある、感情がわかりにくい表情も、想像をいろいろかき立てられて、見ててつらかったです。
ついでに、対戦前のスポ新の記事↓も、私としては「ズドーン」でした。
・交流戦だからって、特別な感情はない。
・知り尽くした日ハムをはじめとするパの投手、どう攻略するかをチームメイトに教える。
せめて、
・交流戦は楽しみです。
とか、ベタでもいいので、
・古巣に恩返し
とか…。言えないか、不器用な元ガッツくんには。
それにしても、すごく冷たいというか、まるで別れた女子にわざと悪ぶって冷たくして忘れさせようとする、カン違いな優しさ??
でも、私の記憶が確かなら、移籍の時に「行ってきます」と言ってなかったっけ。
それが、木綿のハンカチーフみたいに、「ボクは帰れない」状態になったのだろうか。
あのブーイング、どんな思いで聞いていたんだろう。どんな感情が湧き起ころうと、それによって力が出せないことは元ガッツくんの場合はないと思うし、ましてや、風当たりと思えばよけいに力を出せさえするのが元ガッツくん。いや、元ガッツくんなら、どんな感情も湧き起こさせまいと自分をコントロールすることだってできるのかも。それくらい、静かだけど強烈にストイックな(?)キャラの人だと思う。
そんな時、未練タラタラなファンは、10年いて日本一を共にしたチームのファンにブゥブゥ言われて悲しいとか、こういうのを覚悟してたとか言ってくれなくてもいいけど、「別に何も感じませんね」っていうのだけは、やめてほしい、なんて思う。
っていうか、やっぱり、いろんな間の悪さとか、男としての株を上げまくった広島黒田の残留宣言などが重なって、印象の良くない移籍って感じになっちゃったのが、本当に残念だった。
移籍の理由について、私の説は、家族の帰ってきてコールでもなく、お金でもなく、本人が言った「挑戦」ということ以上に、単純に「自分自身が故郷に帰りたかった」、だと思ってます。その心情だったら、すごくよくわかる。だから、都合のいいタワゴトだけど、この、私の想像する「本当の理由」を、むしろ早めに会見か何かで明快に言ってくれてれば、失恋の傷ももっと浅くて済んだのに、と思います。
FA移籍について、プロなんだし、権利であれこそすれ、説明とか何とかする義務があるわけじゃないとか言って、ドライに見る人も多いし、本当にいろんな意見があるけど、私は、やっぱり、あれだけ愛されて、あれだけ引き止められる人ならば、プロとかスポーツとか抜きにしても、「人として」、もっと何らかのやり方があったはずという感じは否めません。(あとでローカル番組でコメントしてたけど、遅過ぎたし、その内容も火に油注いだと感じた人もいたし)。
自分のいくつかの恋愛経験と比べてみても(比べる必要もないのだが)、こんな後味の悪さ、それゆえの消化できないミョーな引きずり感なんてあったろうか?と思うほどです。「フラれちゃったけど納得できたので、あとは、キズが癒えるまでの悲しみは自分の問題として引き受けるわ」という、潔く引く心持ちになれない。
何はともあれ、去る時は、説明を!
これが人としての基本であり、これがないと、相手が長く苦しむことになる場合もあるということを、覚えておきたいものです。たとえ短い付き合いだったとしても、あなたも相手といて楽しかった瞬間が一度はあったはず。ましてや、元ガッツくんは、10年も連れ添った人もいるんですから。
う〜む。上記のような締めはちょっと違う気もするが…、「時間が解決する」と信じていれば、いつか「え?北の侍?」「ガッツくん?」「あぁー。そういう人もいたねー。確か、あの…何十年前だかに日本一になったころでしょぉ〜?」「なんで、イルカ振ってたんだっけ??」みたいな日が来る場合もあるかもしれないので(←それもさびしいっていうか、脳的に問題あるが)、今しばらくはムリに吹っ切ろうとせず、「」をつけてメチャメチャ意識しながら生きていきます。
せめて、「巨人の小笠原」さんには、将来帰って来るつもりがないんであれば(←ないんだと思うけど)、二度とヒゲは伸ばさないでほしいです。今のところ、ヒゲの有無で、昔いたガッツくんと「巨人の小笠原」さんを区別してますんで。(2号)
※FA移籍した選手はいっぱいいるけど、ファンの側から見て、勝手に「気持ちよく見送れた」か否かと、移籍後の選手の成績に因果関係はあるんだろうか??
まあ、「巨人の小笠原」さんの場合は、そういうものも超越しそうなモノを「持ってる」感じもするけど。