2009年06月21日

on 展示施設の閉館

役目を終える。

日々、諸行無常を噛み締める、プー太郎2号です。

先日、新聞の片隅に、とある施設が閉館するという記事が載っていました。

思えば、その施設が鳴り物入りで開館する時、わたくし2号、縁あって、そこのパンフレットを制作するスタッフに入っていました。
そして…。
泣きました。
なんでも、その施設は、歴史的価値のある建物をそのまま生かして改修し、由緒ある趣きの空間にこれまた由緒あるものを展示するという、まことににぎにぎしい趣向の事業で、原稿書くために私に渡された資料は、むしろ史料と言っていいような、和紙に筆で何やら書いてある分厚い書物。これをドサッと机に積んで、時間がそれほどない中、徹夜のようにして読んで(っていうか、まともに読めていたかどうかあやしい)、必要な部分をピックアップし、何日かかかってまとめたのでした。
あの史料との格闘ではまさに泣いたのだが、でき上がったパンフレットは、展示物が由緒あるものだったせいか、写真が豪華で、なかなかよろしいものになってました。

史料との格闘がよほどつらかったので、この仕事はよく覚えていて、時々、あのパンフレットまだ使ってるのかな〜、もう作り直してるだろうな〜、しかし、展示品の写真は入れ替わっても、建物や展示物の歴史を紹介したページはそのまま原稿を使い回してるかもな〜と、ふと考えることがあって、そっち方面へ行った折りには、ぜひ立ち寄って確かめようと思っていたのに、それができないうちに閉館してしまうとは。。。

役目を終えたから。
と、閉館の理由が書いてありました。

役目を終える。
いつも思うのだけど、この言葉、それまでの存在意義に対する自負と、役割を果たした充実感が漂うはずなのだけど、一方で、妙にさびしかったりするのは、なぜだろう。時代の移ろいとともに、いろいろなものが必要とされたり、飽きられたり、存在価値を失ったりして、出ては消える。
せめて、人間としては、たとえ一つの役割を終えても、存在意義のすべてを失わないように、常に精進しつつ謙虚に生きなければと思うのであった。
今のところ、思ってみただけだが。。。(2号)


posted by 2号 at 19:38| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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