2011年06月14日

on 自戒。

すごく恥ずかしいこと。

これって、梅雨みたいなもんじゃ?っていうくらい、ここ数日ジメジメ…2号です。梅雨がないとか言っても、こうも雨降ってりゃ同じ。。。

さておき。
ミョーにずっと、「恥ずかしいこと」「カッコ悪いこと」に対して過敏症(?)になっています。

きっかけは、ある日の電車の中のできごと。
そこから、いくつかのことが連鎖的に思い起こされたりシンクロしたりして、奇妙にずっと尾を引いておるのでした。。。

電車の中のできごとは、よくあることだった。
若い男が乗って来て私の隣に立ったのだけど、発車の時に大きくバランスを崩してドスンとぶつかって来た。よくあることだよね。(ちなみに、周りの客の位置関係から見て、彼も誰かに押されたわけではなく、自分でよろけたと思われる)。
けっこうドスンだったので、ビックリしてそっちを見た。顔も見えた。特にヤンキーって感じでもなく、見た目普通のありきたりな若者。
なんとなく、自然に「すみません」とかなんとか言葉が来るイメージだったのだけど、何もなかった。

ケガしたわけじゃなし、別にいいんだけど、私が一瞬反射的にそっちを見た時に目が合ったのが彼的に気に入らなかったのか、あるいはもしかしたら、若い男(筋力、反射力、注意力などが人生でピークなはずの)なのに、電車の発車くらいで(←揺れるのが当たり前)あんな失態を見せてすごく恥ずかしかったのかもしれないけど、謝らないどころか、ことさら不機嫌な顔をしてプイって感じの態度をしたので、私も逆にちょっと気になった。
そしてその態度を見て思ったのは、「人として恥ずかしい」ってことだった。この思い方は自分でも意外だったのだけど。「小さいヤツ」とも思ったし、「カッコ悪ぅ」とも思った。こういう時、とっさに自然に「すみません」的な言葉が出て来ないなんて…と内心怒るのが、いつものパターンだったような気がするんだけど、本当に意外な思い方だった。

そんな、自分でも不思議な意識でいたせいか、我を忘れて、電車のガラスに映った男の顔をボンヤリ眺めていたのだな。気づくと、向こうもガラスの中でこっちを見てる。それが、スゴいガン飛ばしていて、ビックリ。これまた、いつもだったら「さわらぬ神に祟りなし」とかビビって、慌てて目をそらすところだったと思うんだけど、それを見てますます、「なんかこの人、ホントにカッコ悪いな…」って気分になったんでした。スマートに自然に「すみません」って一言言えば終わりで、しかも好ましい人になれるのに、自分の非の上に恥を上塗りしてる。そのみっともなさ。本当に恥ずかしいと思ったし、その手の人って哀れだなって感じにもなって、目をそらすのも忘れてしまった。
すると次の瞬間、男はもっと恥ずかしい(=わかりやすい)ことをしたのです。私のことを頭の先から足の方までこれ見よがしに眺めてから、もう一度ガラスの中で目を合わせてプイって態度を見せつけた(つもりなんだろう)。まあ、バカにした態度で相手をおとしめて自分が虚勢を張る、みたいなことか?

こうなるともう、むしろおかしくて、相手が目をそらしたのをいいことに、もうちょっと見ていた。それから降りるまで数回、男はガラスの中でこっちを盗み見た。まだ見られてるかどうか気になったのかな?こっちを見て少しにらんでは目をそらす。私、もしかするとちょっと笑っていたかも。だって、バカみたいなんだもん。もう、恥ずかしいし。向こうは自分で事態を収拾できなくて、あとに引けなくなってたんだろうな。そもそも無意識に顔眺めちゃってて、ごめんね〜。
男が降りて行っちゃってから、私自身もそんなことに意識が引きずられてたなんてアホらし…って、ちょっと反省したけど、本当にあぁいう恥ずかしいの、見なきゃよかったって、つくづく思いました。どんより。。。

それから電車がすいたところですわって、本を開いた。
すると、群像劇仕立てのその小説(by 江國香織)の中で、ある中年男が大学生の女性にちょっかい出されて、流れのままにホイホイと応じる場面が出て来た。ここでも「恥ずかしい!」って気持ちになった。カッコ悪いし、子供っぽいし、しょーもない…って感じでゾッとする。コヤツ、すでに別の若い女と浮気してるのに。
折しも、最近読んだ別の小説でも、主人公のダンナが一回り以上も若い女と浮気して離婚へとそそのかされてしまうという話があったばかり。こんなにこのパターン(中年男と若い女性)が小説に描かれるってことは、よくあることなんだろうし、想像に難くない。けど、現実的に考えると、やっぱりカッコ悪くて恥ずかしいし、呆れる。若さにつられてデレデレと、実は格下かもしれない相手のレベルに自分をもおとしめてるふうに見えちゃうってことが本人にはわからず、サガ(?)丸出しな感じ?
理屈ではない、好みの問題(日本の男は特に、若さに価値を置くっていうある種の幼稚さがあるとか言うし)と言ってしまえばそれまでだけど、そこになぜか人間の弱さみたいなものも感じてしまう。どうせ浮気しちゃうんなら、せめて年相応な相手である方が、この、端から見ると恥ずかしいと思ってしまうようなカッコ悪さだけはなくて済むのにな、とか。

小説のその場面にミョーに感じ入りながら、ふと周りを眺めると、電車の空いた席に突進するのも恥ずかしいし、ケータイ見ながらノロノロと歩いて人の流れの妨げになってる人も恥ずかしいし…。こういうのも、結局、人からどう見えてるかがわからないからなのだろう。
仕事してれば、肩書きをカサにきて横柄だったり威張ったり、大したことないのに自分を大きく見せたり、そんな人はたくさんいる。本当にスゴい人ほど、謙虚で、人を上手に使って双方が生きるような仕事のしかたができる。そういうこと、わかんないなんて、恥ずかしいなぁ。
こんなふうに何から何まで、芋づる式に。人間って恥ずかしい生き物だなぁと思った次第。

あの日以来、人間の弱さ、小ささ、カッコ悪さ、ゆえの恥ずかしさがミョーに増幅されて感じられ、そんな中で自分も同じく醜態さらして生きているんだろうなぁと思いっぱなしで、本当にごめんなさいな気分だったりもする。
自分も含めて、人間というものにちょっとガッカリな今日このごろ、いったいどうしたわけなのか。。。しかも、ずっとそういう「恥ずかしさ」「カッコ悪さ」に意識が行ってる状態が続いて、最近では人間社会を見てるとおシリのあたりがモゾモゾする。誰かビシッとカッコいいところを見せて、私をガッカリから引き戻してくれないかな。。。(2号)



posted by 2号 at 15:22| 北海道 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 実録・事件簿または頭に来た! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
衣食足りて… と言うけれど、
足りすぎちゃってもダメなんだね、きっと。

人の振り見て… と言うけれど、
感じ入るような人物も少なくなってしまったような…。
Posted by janua at 2011年06月24日 17:08

januaさま

ほんと、むしろ、人々のあまりのヘンさの方に感じ入ることが多いですね。。。(自分もだけど)

この若い女にデレデレする恥ずかしい中年男の出てくる小説も、ちょうど昨日で読み終わりました。。。
カッコいい人の話を読みたいです。
もはや、架空の人物くらいしか、カッコいい人いないのかなぁ。
Posted by 2号 at 2011年06月24日 17:28
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