2018年09月10日

on 地震と停電

偶然のはざまの胆振東部地震


胆振東部地震のあとの全域停電で、再び目覚めた「電気を大切に」モードもいつしかまた薄れるのだろう…と、おのれのダメダメさが今から見えている2号です。
それにしても今回の地震は、なんというタイミングで起こったんだろうと思わずにいられない。起こったのは夜中の3時過ぎだったんだけど、ちょうど24時間前、つまり前夜の同じ時間に私はパッチリと目覚めていた。すでに温帯低気圧に変わっていたのかどうか知らないけど、台風らしきものが通り過ぎる中、雨や風が強まって、うちの夫のスマホとiPadに代わる代わる大雨の警報が着信して通知音やバイブを鳴らしまくる。最初にウトウト寝入る時にそれでビックリして起きちゃってからすっかり目が冴えて、その後もそんな調子で何度も鳴るのに一方の夫はグースカ眠りこけてビクともしないので、こっちとしてはまったくナットク行かない。そして、イライラするとよけい眠れないわけで。

それで、翌朝、夫に言ったよね。
「夜中に大雨警報来ても、家でおとなしく寝てるだけだから意味がないよね」
「命に関わるとか、避難するような事態なら鳴った方がいいけど、そこまでじゃない程度の時まで知らせてもらう必要ある?」
「夜中だけ鳴らないようにできないの?」

矢継ぎ早に疑念と要求を突きつけ、設定を変えてしまってイザの時に鳴らなかったら困るしなぁと戸惑う夫に、キメの一言。

「イザの時には、最低でも私のiPhoneは鳴るから大丈夫!ミサイルも地震も洪水の避難指示も、今まで全部鳴ったから!」

そして、約24時間後。
本当に私のiPhoneと、そして無事に夫のスマホもけたたましく警報を鳴らし、私たちは飛び起きたのだった。
モノが落ちそうな揺れかどうか見極めようとリビングの照明スイッチに駆け寄りながら、イザの時に警報が鳴るかどうかちょうど24時間後に証明されるなんて「こんな偶然あり!?」と、わたくし2号叫びました。ついでに、2日後の土曜日には「防災セミナー」的なイベントに行く予定でもあった。んな、バカな。。。

ちなみに、照明スイッチはすでに奏効しない状態、つまり、当地では揺れたと同時にすでに停電しておった。

夫はスマホのネットで、私は壊れかけのガラケーのワンセグで情報を漁り、震源地が道内だったことと、停電を含めたざっとした状況を仕入れる。
約1時間後に寝ようとしたけど、なかなか眠れないし、ウトウトはしても熟睡できない。こちらは余震は感じなかったけど。

そして、翌朝。
夫が「コンビニで今すでに売り切れてるのは、電池式の充電器と氷だって」と。
確かに冷蔵庫は止まっているので、食材をどうするか。とりあえず、早く消費できない状態になりそうなものから順に使っていくことにして、明るいうちに何品かおかずを作っておくか、と。
水が出て、ガスが使えることがすご〜くありがたい。

こういう時、性格(?)が出るっていうか、火事の時にものすごくヘンなモノを手に持って逃げる人がいるとかよく聞くけど、調理し終えたわたくしが、テレビもつかないしヒマだからと、やり始めたのが靴下の繕い。
愛用の五本指靴下の唯一の欠点が、穴があきやすいってことなのであって、頻繁にあくのでそのたびに買い替えてたらお金かかり過ぎるので、なるべく繕って長生きさせている。で、メンテ待ちのがけっこうあったので、それを一気にやってしまおうと、なぜかこのタイミングで思いついて、延々とやっていた。

一方、夫は非常持ち出しの中から手回し&電池式のラジオ兼充電器兼懐中電灯というシロモノを取り出して、説明書を見てる。結論としては、古かったので充電器は合わなくて使えない、ということだった。

それを、ふ〜んと聞いてから、さらにどれくらい経ってからだったか。
氷?充電器?食材?夜中に使った懐中電灯は接触が悪くてツキが悪かったし、予備の電池もワンセットしかないよね!?母の様子がわからないのに、見に行こうにもガソリン切れそうだったよねっ!?
えっっっ!?私たち、こんなノンビリしてていいのっっっっ!?

突然、蛍光灯のようにひらめいて、わたくし2号、夫に言ったよね。
「まず、開いてるスタンド探してガソリン入れて、それから電器屋回って役立ちそうなもの買って来て!!!」
もう、午後も数時間過ぎておりました。
一瞬、え?って顔したものの、夫はすぐに出動してくれた。
しかし、2時間半後、スタンドは長蛇の列で、交差点ごとに右左折で次々と車が割り込んで来て列が進まないので諦めた、電器屋も、駐車場空くの待ってる車がそこのブロックぐるりと取り囲むように並んでるから諦めた、と、敗北して退却して来た。

結局、得意の「あるものでしのぐ」という「なんとかなるさ」パターンに落ち着かざるを得ないことに。

ため息をつきつき、わたくし、夜中にコンビニに走って氷や充電器を買った皆様、早々にスタンドや電器屋に並んだ方々を尊敬いたしました。
うちは二人ともノンビリしてるので、こういう時のサバイバル合戦に出遅れて、得意の「なんとかする」がどこまで持つかというリスクを否応なく背負うのだな、と、思い知った次第です。

結局、うちのエリアは主要施設が近いとかいう理由なのかよくわからないけど、その日の21:45くらいに電気がついて、翌日はすぐ近所でガソリンも入れて、スーパーあいてるかなぁなんて走り回る余裕もできたんだけど、走るにつれて、まだまだ電気ついてないエリアがあって、信号もまばらに消えてるし、いつものスーパーはどこも外で店員が電卓持って計算しながら飲料とか加工品だけ売ってる状態だったし、電器屋は防災&非常用グッズは売り切れだし…と、街は全然ふつうに戻ってないことがわかって来て、すごすごと帰って来ました。なんだか、先に電気復旧してごめんなさい的な気持ちになりました。。。

で、思ったんだけど、電気ってかなりピンポイントでエリアを選んで通したり消したりできるんですね??通りのこっちとあっちで違うってことが、ごくごく狭い範囲でまだらに起きてるみたいだったんだけど?

最後に今回、唯一、こういう時じゃないと見られないものを見たというのがあったので、特記しておきます。

それは街の灯りが消えてる時の星空。

夜ごはんをキャンドルの灯りの中で終えて、ヒマだし星でも見に行くかってことで、近所の河原へ。歩く道々、もういつもの10倍くらい見えてたんだけど、河原の広ーいところで見ると、さらに迫力が増して、流れ星も5個くらい見られました。
実は去年、知床に行くのに、暗くなってから周りに畑しかないような田舎道を走っていた時に夫が突然車を止めて「星がすごい」って言うので、降りて見てみたら、天の川が見事にくっきりはっきり横たわっていて、濃淡グラデーションまで細かくわかったくらいだった。それと比べちゃうと、停電なのになんでほんのり明るいんだろう?程度には真っ暗じゃなかったりして、そこまでの完璧な天の川は見られなかったんだけど、それでも「このあたりが天の川だろう」くらいの感じではあり、十分感動しました。

満天の星空を取るか、電気があって便利な都市生活を取るか。
…いやいや、どっちもほしいし。

欲の深いわたくしです。。。(2号)

追記)
その後、昨日、無事に防災セミナーに行って、講師の人がこんな質問をしました。
「大災害が起きて、家に家族の1日分の食料の備蓄しかない。そこへ仲のよい友だち家族が来て、うちは全然食べ物がないので何かあったら分けてほしいと言う。さて、あなたはどうしますか?」
これは答えが出せない。参加者は皆一様に、かなり迷ってました。

そこで答え。

災害が起きた時は、ただでさえ大変でストレスがかかる。そんな時に、こんな事態が起きて悩むなんてことはできれば避けたい。
一番いいのは、仲のよい人には日ごろから備えるように声をかけて、いっしょに備えるようにしましょう。防災に役立つのはもちろん、お互いにこういう事態を避けられます。

というわけで、ノンビリしてる我が家も、これを機会に備えを万全にしておこうと誓うだけは誓ったのである。これが、冒頭の節電意識のようにならないように祈るばかり(祈る前に行動しろって話だが)。。。



posted by 2号 at 01:18| 北海道 ☔| Comment(2) | 実録・事件簿または頭に来た! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無事でなによりです・・・
Posted by ひまひま at 2018年09月11日 21:19
ひまひまさま

いつもありがとうございます。
今回も生き延びました!
Posted by 2号 at 2018年09月12日 11:29
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